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週刊トラベルジャーナル【特集:飲食店の外客対応ABC<Vol.3>】多様化するニーズをどう捉えるか

■受け入れのためのABC 片岡究 インバウンドフードプロデューサー/インテージア代表取締役  飲食業界でも、専門部署を立ち上げ、外国人を受け入れようという動きが活発化している。業界専門誌でも、部数を伸ばすことのできる特集記事は圧倒的にインバウンドだ。ここ数年(いや、数カ月か)、ようやく外国人受け入れをしっかりしようと業界全体が少しずつ動いていることにより、以前より多少ではあるが店舗との受け入れ連携もスムーズにまわるケースが増えてきている。  街を歩けば、“English Menu available”や“有中文菜単”という看板を今では当たり前のように目にすることができるし、外国人向けの写真付きメニューも一般化してきている。まずは料理についてきちんと理解できるよう多言語化を進めること。次に成分表示すること。このような積極的な動きは来日する外国人にとっても非常に喜ばしいことである。そしてこれからは、一つひとつの食材や、料理人の思いや調理の裏側について、丁寧にわかりやすく、どうストーリーを伝えてゆくかがさらに価値を帯びてくる。

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